2008年11月08日

ベンチャー企業への公的支援 〜協力先は儲けてはならない?〜

県の担当者銀行ベンチャー企業融資する際に保証協会を使って債務保証をする制度の導入について協議していた時のことです。
 債務保証する企業は県から委託を受けたベンチャー財団が決定するとして、融資する銀行をどこがどう決めるかと言う話でした。
 県の担当者は、「債務保証があるのだから銀行は融資するだろう」と言う意見でした。
 しかし、実際には、銀行が、債務保証があるからといって、それだけで融資することはありません。
 実際にその企業が成功しないと意味はないし、債務保証があるからといって、その貸し金が焦げ付けば、銀行も困るのです。貸さぬも親切と言う言葉もありますし、融資そのものが必ずしも企業のためになるわけではないのです。
 さらにまた、銀行自身にもメリットがないような融資は、営利企業としてなすべきではないでしょう。
 私がその点を指摘すると、「県の制度融資なんだから、メリットなど考えてもらっては困る。趣旨を理解して協力してもらわなければ」と反論されました。
 その後、「債務保証はしてもらえたが、融資してくれる銀行がない。どうすればよいか」と言う相談に応ずるのが仕事の一つとなりました。
posted by キャピタル小僧 at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ベンチャービジネスへの公的支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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